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タイトル画像 暮松通信
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「他者や他社と比較しすぎない」

ビジネスにおいて他に類を見ない独創性は大切です。
一方で、同業他社を参考にしたり、場合によっては目標にすることにも意味があります。
ただ、ヨソと比較しすぎて自信がなくなったり辛くなったりして、
オーナーさんの心が不健康になっては元も子もありません。

暮松通信でも何度かお話をしましたが、
創業当時の私は、シャッター付きガレージに「出勤」していました。
当然、水道も電気もなく夜は真っ暗。
自宅で作ったJANコードのシールを持ってガレージに行き、
商品に貼って出荷するような毎日が概ね10年続きました。
「事務作業や出荷がスムーズにできるちゃんとした会社(場所)がほしい」と思い、
大学時代の友人に相談したところ、事業で成功しているオジさんがいて、
10年ほど使っていない18坪の倉庫を世間相場の3割近く安く貸してもらえそうな話になりました。
ただし、見ず知らずの人に貸したくないから面接をすると言うのです。
相手は一代で会社を築き上げた威厳のある紳士。
相当な緊張感があり、当時30代後半だった私は、正直ビビッていました。
運よく面接をクリアしたものの、長く使っていない倉庫だったのでカビやシミが多くて汚い。
バルサンを5本使って、ノミ・シラミ・ダニなどの虫を退治するのが最初の仕事になりました。
それでも水道がある!トイレがある!電気もあって明るい!
曇った窓を拭いたとき気持ちまで明るくなりました。
まだ社員もいないのに、「いつか社員食堂を作る!いつかバスを貸切にして社員旅行に行く!」と、
嬉しくて仕方がありませんでした。

やっと手に入れた自分の城は、立派な社屋とは言い難いものでしたが、
なりふり構わずやっていたので、結果的に他人と比較する余裕すらありませんでした。
もしあのとき、ヨソの社屋と比べていたら落ち込んでいたはずです。
他者や他社と比べず、昨日より今日、今日より明日…と、自分や自社の成長に目を向けたことで、
私は心の健康を保てたように思います。
◆こぼれ話
よくユニクロで買い物をします。
新しい服は嬉しいはずなのに、「これ着て行ってスタッフとカブったらイヤやな…」
「30代のスタッフと60代のおっちゃん社長が同じ服って、なんかカッコ悪いよな…」
「若いスタッフの方が似合いそうやし…」と、憂鬱な気持ちで脱いだり着たりすることがあります。
あぁ、やっぱり。他者と比べると、心の健康が保てなくなりますね(笑)
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